香港の光害に悩む住民
2010-07-12 22:09 (13 years ago)
2010.3.24 Earth Times
香港島やカオルン(九竜)半島の夜景は世界中からの観光客を魅了している。
中国の人々は、暗闇や孤独を嫌うと言われている。しかし、香港の街の明るさは、多くの住民を悩ませている。高層ビルへのスポットライト、消えることのないネオンサイン。当局によると、夜間の明るさに関する苦情は、ここ2年間で急増した。都市の明かりは夜空を照らすだけでなく、寝室をも照らし睡眠の質を低下させるのだ。「香港は人工光の使い方の反面教師だ」と環境家は言う。
香港で最も高いビルである"2IFC"(国際金融中心)は非難の的となっている。屋上からスポットライトを夜空に放ち、環境家や天文家を悩ませている。ある測定によると、2003年にこのスポットライトが点灯されるやいなや、夜空の明るさが5倍になった。曇りの日には光が雲に反射し、さらに40倍明るくなる。環境家たちは政府にかけあい、スポットライトの点灯・消灯時間について交渉が続いている。過剰な街灯の設置、公的スポーツ施設の明るすぎる照明などで、公の機関も非難されている。
科学者たちは、光害の人体への影響を警告している。不眠症だけでなく、循環器系や消化器系にも悪影響があるとのことだ。オーストラリアのある照明デザイナーによると、光害を減らすには、光源の数を減らすよりも、光を照射する角度を適切に調節することが重要である。
http://www.earthtimes.org/articles/news/315502,light-pollution-darkens-hong-kong-residents-mood--feature.html
香港島やカオルン(九竜)半島の夜景は世界中からの観光客を魅了している。
中国の人々は、暗闇や孤独を嫌うと言われている。しかし、香港の街の明るさは、多くの住民を悩ませている。高層ビルへのスポットライト、消えることのないネオンサイン。当局によると、夜間の明るさに関する苦情は、ここ2年間で急増した。都市の明かりは夜空を照らすだけでなく、寝室をも照らし睡眠の質を低下させるのだ。「香港は人工光の使い方の反面教師だ」と環境家は言う。
香港で最も高いビルである"2IFC"(国際金融中心)は非難の的となっている。屋上からスポットライトを夜空に放ち、環境家や天文家を悩ませている。ある測定によると、2003年にこのスポットライトが点灯されるやいなや、夜空の明るさが5倍になった。曇りの日には光が雲に反射し、さらに40倍明るくなる。環境家たちは政府にかけあい、スポットライトの点灯・消灯時間について交渉が続いている。過剰な街灯の設置、公的スポーツ施設の明るすぎる照明などで、公の機関も非難されている。
科学者たちは、光害の人体への影響を警告している。不眠症だけでなく、循環器系や消化器系にも悪影響があるとのことだ。オーストラリアのある照明デザイナーによると、光害を減らすには、光源の数を減らすよりも、光を照射する角度を適切に調節することが重要である。
http://www.earthtimes.org/articles/news/315502,light-pollution-darkens-hong-kong-residents-mood--feature.html