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IDA、中国の人工月計画に対し再考を促す
2018.10.25 International Dark-Sky Association
IDA Urges Decision-Makers in China Consider Cost-Effective Alternatives to “Artificial Moon”

 中国・成都市で2020年と2022年に「人工月」を打ち上げる計画がある、と報道されている。人工衛星の反射板で太陽光を反射させ、3,600-6,400平方kmの面積を照らすという。「3つの人工衛星で360度カバーし、特定のエリアを24時間照射することが可能」という。これにより、街灯に使われている電気代1.7億ドル/年が節約できるという。
 IDAは照明エネルギーコストを削減するクリエイティブな策を推奨するが、この計画に関しては、中国の決定権者に、人工月による生態系・健康・その他起こりえる悪影響について、検討を促したい。
 IDAの推定では、人工月により地上の照度が約50倍になるという。道路照明と異なり、人工月は覆いをかぶせたり角度を調節したりできない。街灯にかかるコストを削減できる策ではあるが、夜間の不自然な人工光は多くの環境への悪影響をもたらすことが、近年の研究で明らかになっている。夜間環境に大きな影響を与えない方法で、代替案を検討することを促したい。

http://darksky.org/ida-urges-decision-makers-in-china-consider-cost-effective-alternatives-to-artificial-moon/

これまでの報道:
中国が「人工月」の打ち上げ計画、街灯代わりに?
中国の「人工月」計画に対し、国際ダークスカイ協会本部スタッフのコメント
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かつての国立天文台、街明かりの増加が理由で麻布から三鷹に移転
2018.10.29 読売新聞
なぜ三鷹に本部?「暗い空」求めて天文台転々

 国立天文台の前身・東京天文台は、かつて麻布にあったが、周辺の市街地化により夜間の明るさが増し、観測環境が悪化したため、三鷹に移転した。三鷹での建設が始まったのは1914年。

https://www.yomiuri.co.jp/science/20181029-OYT1T50075.html

都心では明治時代から光害が始まっていたようです。
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皇居外苑をライトアップ、生態系にも配慮
2018.10.27 朝日新聞
皇居外苑、12月にライトアップ 投光器・LED照明で

 オリンピック開催に向け、皇居外苑でのライトアップが12月に開始。周辺の生態系に配慮し、ヘイケボタルの生息域は暗さを保つ。照明デザイナーの石井幹子氏に委託。
 これまで外苑は「皇居の前庭という特殊性にふさわしい美観と静穏を保ち、広く国民の散策、観光に供する」(1952年の閣議了解)とされ、照明はほとんど設置されなかった。

https://www.asahi.com/articles/ASLBR7G7PLBRUTFK02R.html
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中国の「人工月」計画に対し、国際ダークスカイ協会本部スタッフのコメント
2018.10.18 Forbes
China's 'Fake Moons' Could Make Light Pollution Almost Fifty Times Worse, Warns Astronomer

 成都市の人工月計画に対し、国際ダークスカイ協会(IDA)本部のJohn Barentine氏(天文学者)は次のように述べた。「すでに光害の影響を受けている都市で、夜間の明るさがさらに大きく増加し、市民と生態系の双方に問題を引き起こすだろう。照明を求めていない市民もその明るさから逃れることはできず、生態系も同様だ。」
 天文愛好家は、満月の光は星の観察を妨げるほどの明るさのため、満月の夜は避けている。
 John氏によると、人工月は本物の月の8倍の明るさ、との報道を元に概算すると、地上の照度は現在の約47倍に増加するという。

https://www.forbes.com/sites/jamiecartereurope/2018/10/18/chinas-fake-moons-could-make-light-pollution-almost-fifty-times-worse-warns-astronomer/

同様の記事:
2018.10.20 BBC
Fake moon: Could China really light up the night sky?
https://www.bbc.com/news/world-asia-china-45910479

2018.10.24 大紀元
中国「人工の月」遮断できない明るさ、光害の懸念=環境団体
https://www.epochtimes.jp/2018/10/37280.html

元記事: http://hikarigai.net/mediablog/?eid=412
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中国が「人工月」の打ち上げ計画、街灯代わりに?
2018.10.18 ナゾロジー
中国が2020年に「人工月」を打ち上げると発表

 成都市で、2020年に街灯代わりの人工衛星を打ち上げる計画。太陽光をパネルで反射させ、月の8倍の明るさとなる。夕暮れ時のような明るさで、直径10-80km程度の範囲を照らす。宇宙開発企業「中国航天科技集団」が発表、中国政府の支援の有無は不明。

https://nazology.net/archives/22493

 いくらなんでも、中国の照明関係者・天文関係者・環境学者などから反発の声が上がり、見直しを迫られるのでは、と見込んでおりますが...(中国にももちろん光害を研究している照明関係者がいますし、国際ダークスカイ協会の支部もあります)。実現されてしまった場合、深刻な夜間環境の破壊をもたらすのは明らかです。特に生態系への影響が懸念されます。
 英文記事には、「夕暮れ時程度の明るさであり、夜間生態系への影響はないだろう」との"光学研究者"のコメントが掲載されていますが、このコメントに対して、専門書「Ecological Consequences of Artificial Night Lighting」を書いたTravis Longcore博士は、ツイッターで「Oh boy.」と無知を嘆いています。


同様の記事:
2018.10.19 AFP BB News
中国が「人工月」打ち上げへ 街灯代わり、電気代節約に
http://www.afpbb.com/articles/-/3193976


元記事:
2018.10.17 The Guardian
Chinese city 'plans to launch artificial moon to replace streetlights'
https://www.theguardian.com/science/2018/oct/17/chinese-city-plans-to-launch-artificial-moon-to-replace-streetlights
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