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光害.net 報道リンク集
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リーズ市で街灯を深夜一部消灯-イギリス
2014.11.27 Wharfedale Observer
Part-time street lights initiative set to begin

 イギリス・リーズ近郊のブラムホープ(Bramhope)とプールインワーフデール(Pool-in-Wharfedale)で、12月から街灯の一部消灯が始まる。リーズ市のコスト削減計画の一環であり、今後10年間で130万ポンドのコストと4.7%の温室効果ガスの削減が期待できる。リーズ市の92000灯のうちの8%が、深夜0時~5時半まで消灯される。
 当局は、消灯される街灯から50m以内に住む住民に、計画と保証についての文書を送った。
 事故や犯罪の発生率が高い地域、老人施設や病院の近くでは消灯は行われない。

http://www.wharfedaleobserver.co.uk/news/11630315.Part_time_street_lights_initiative_set_to__begin/
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ニューヨーク市議員、ビルの深夜消灯を義務化する議案を作成-アメリカ
2014.12.10 CITYLAB
Not-So-Bright Lights, Big City

 ニューヨーク市議会議員で環境保護委員会のチェアマンである Donovan Richards 氏が、ニューヨークにある約4万棟の商業用建物について、夜間従業員が去った後に屋内・屋外照明を点灯したままにすることを禁ずる議案を作成した。温室効果ガスの削減が目的であり、違反すると1000ドルの罰金が科される。ニューヨーク市の温室効果ガスのうち約37%が、商業用・工業用・公共用建物による。
 例外も設けられており、効率性のガイドラインに従った店舗看板、安全性に関する看板、景観上重要な建築物等は除外される。エンパイア・ステート・ビルは消灯されない。
 Richards氏のスタッフ曰く「この条例の第一の目的は、エネルギーの削減とニューヨーク市の地球温暖化への影響度を減ずることである。」
 Richards氏はパリへの旅行中に、この議案の着想を得た。パリでは、同様の条例が2013年に施行された。それは光害(人体への悪影響)の削減と初年度25万トンのCO2削減を目標としている。パリはニューヨークの約4分の1のサイズであり、ニューヨークではより大きな削減が期待できる。
 Richards氏は他の利点も挙げる。「渡り鳥、夜行性生物、人々にとっても、長期的に見てメリットがある。」
 ニューヨーク市は先月、2050年までに温室効果ガスを80%削減する議案を通過させた。達成するためには、大きな変革が必要である。派手な照明で知られる街が少し暗くなることは、Richards氏曰く、「我々と将来世代にとって、必要なことだ。」

http://www.citylab.com/design/2014/12/not-so-bright-lights-big-city/383623/

パリの条例についてはこちら
http://hikarigai.net/mediablog/?eid=315
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イルミネーションビジネスと光害
2014.12.20 SankeiBiz
【早坂礼子の経済ウォッチング】過剰なイルミネーション 「光害」を懸念する声も

 イルミネーションが盛んだが、光害を懸念する声もある。イルミネーション参入企業は中小が多く、イルミネーション関連技術を学べる専門学校などもほとんどない。人材育成が課題。

http://www.sankeibiz.jp/econome/news/141220/ecc1412201910001-n1.htm
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人工衛星から撮影された街明かり、クリスマスシーズンには20~50%増加していた-アメリカ
2014.12.16 NASA
NOAA/NASA Satellite Sees Holiday Lights Brighten Cities

 NASAの研究グループが、Suomi衛星による1日毎の観測データから、クリスマスなどのホリデーシーズンに街明かりの光量が増加していることを見出した。
 アメリカの主要都市では、クリスマスから元日の期間に、その他の期間と比べて20~50%光量が増加していた。中東の都市では、ラマダンの期間に50%以上増加していた。

 アメリカでは、感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の「ブラック・フライデー」の頃から明るくなり始め、元日まで続いた。この研究は、都市のエネルギー消費パターンを調べる第一段階として、アメリカ70都市(雪のない地域)の2012年と2013年データが使われた。
 多くの大都市の郊外では、光量は30~50%増加した。都市の中心部では、20~30%増加した。研究者曰く「全体として、都市の中心部よりも、広い庭や一戸建て住宅が多い郊外のほうが、光量の増加が多かった。」

 この研究は、2012年のエジプト・カイロのデータの変化に気付いたことに始まった。精査すると、ラマダン月に光量が急増していることがわかった。ラマダンでは、日中は断食が行われ、食事・集会・マーケットその他の活動が、夜間に行われる。
 イスラム圏でも、異なる傾向を示す都市もあった。サウジアラビアのリヤドやジッダでは、60~100%の増加が見られたのに対し、トルコの都市では増加ははるかに小さかった。シリア・イラク・レバノンのいくつかの地域では増加は見られず、減少している地域もあった。おそらく電力事情と地域紛争が原因である。

 1日毎の光量データを用い、社会的背景や文化的背景の違いによるエネルギー消費パターンを調べることで、エネルギー消費の削減にも繋げていくことが期待される。

http://www.nasa.gov/content/goddard/satellite-sees-holiday-lights-brighten-cities/
(リンク先の画像において、濃い緑色は50%以上の光量増加を表す)(動画もあり)
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LEDの青色光、昆虫を殺す作用を発見
2014.12.10 マイナビニュース
青色LEDの光に殺虫効果 - 東北大が発表

 様々な波長のLED光をショウジョウバエのさなぎに当てたところ、青色光を当てたさなぎは羽化できずに死亡した。特に467nmでは、卵・幼虫・成虫に対しても殺虫作用があった。その他、蚊のさなぎやヒラタコクヌストモドキのさなぎにも殺虫作用があった。
 光が昆虫の内部組織に吸収され、活性酸素が生じ、細胞や組織が傷害を受けるためと推測される。
 東北大学大学院農学研究科のグループによる研究。

http://news.mynavi.jp/news/2014/12/10/220/

論文
Lethal effects of short-wavelength visible light on insects
http://www.nature.com/srep/2014/141209/srep07383/full/srep07383.html

東北大学プレスリリース
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20141209_02web.pdf

 どのように応用されるかは未知ですが、夜間、青色光を無分別に自然界にばらまくようなことは、あってはなりません。青色光は生物(人間を含む)の生体リズムへの影響や、夜空の明るさへの影響が大きいことが知られています。
 この研究成果は、国際ダークスカイ協会からも注目されています。
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