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アメリカで6番目のInternational Dark Sky Park認定
2011.5.9 International Dark-Sky Association
THE HEADLANDS OF EMMET COUNTY, MICHIGAN APPROVED AS AN INTERNATIONAL DARK SKY PARK

 IDAは、ミシガン州エメット(Emmet)郡のヘッドランド公園(Headlands, ミシガン湖畔, 2.4km^2)を、アメリカで6番目のInternational Dark Sky Park(IDSP)に認定した。
 公園内には照明がほとんどなく、郡は自然のままの状態を保つことに努力し、照明の規制条例もある。星空観察会などのイベント、光害教育プログラムも充実している。4年前には郡の夜空保護委員会が設立され、周辺の町や環境保護団体のサポートも受けている。
 IDSPは、2001年からIDAが特に優れた夜空保護地域を認定しているものである。その目的は暗く美しい星空を後世に残すための自立プログラムの構築を促進することである。ヘッドランド周辺の地域住民は、この目的を十分に理解している。

IDAリリース
http://docs.darksky.org/PR/2011/PR_HeadlandsApprovedasIDSPark.pdf

関連記事
http://www.freep.com/article/20110508/NEWS06/105080470/Emmet-County-park-gets-top-designation-sky-watching
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政府機関、ビルボードの夜間消灯を促す―フィリピン
2011.5.9 GMA News
MMDA scores billboards for light pollution

 マニラ首都圏開発局(フィリピン政府機関)は、屋外広告ビルボードの設置者に対し、夜間消灯を促した。その根拠は、ストリートアート展が行われた際、その屋外照明が大気汚染を悪化させることを科学者が発見したからである。
 同様の研究は、アメリカ海洋大気圏局(NOAA)とコロラド大学の研究チームが報告している。硝酸ラジカル(夜間にだけ大気中に存在し、大気汚染物質を分解する働きをもつ)が、人工光(可視領域)によって破壊されるのだという。光を下方向に向けることが、有効な対策の一つ。なお、赤色光にはこの作用はない。

http://www.gmanews.tv/story/220089/technology/mmda-scores-billboards-for-light-pollution

光害の大気汚染助長効果については、右上の検索窓で「大気汚染」を検索して他の記事をご覧ください。
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WBS、節電による光環境の変化について特集
2011.5.4 テレビ東京・ワールドビジネスサテライト(WBS)
光の経済学 本当の"明るさ"とは

 ぐんま天文台のある群馬県高山村では「美しい星空を守る光環境条例」を制定して夜空への光漏れを防いでいる。ある温泉施設では、屋外照明のうち1/3を撤去、2/3は覆いをつけて上方への光漏れを減らした。村長曰く「高山村のコンセプト。これが本来の人間としての生活では。」
 震災による節電で、これまでの町の明るさへの疑問が生じている。都営地下鉄では、駅の照明の明るさを平均450ルクスから300ルクス程度に落した。これでも外国の50~200ルクスと比べるとかなり明るい。今回WBSが実施したアンケートでは、以前の日本は「明るすぎた」との回答が79%、今後も「暗いままでよい」「もっと暗くてよい」との回答が計81%。
 人間の目はまわりの明るさに「順応」するため、明るさの絶対量には鈍感である。東工大の中村准教授曰く「町がどんどん明るくなったのは、周辺よりも光を足していった結果、光がエスカレートしたため。」
 照明デザイナーの面出氏は、これまでの日本の照明を「光メタボ」と呼ぶ。日本人は光の「量」よりも「質」重視に転換しなければならない、という。照明の質を高めるため、山田照明ではタスク&アンビエント照明の普及促進を図っている。

http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/post_2110.html

 良い特集を組んでいただいたのですが、「光害」という言葉が一度も使用されていないのは、少し不満ですね・・・。また、省エネの側面だけでなく、生態系や人体に与える影響も紹介してもらいたかったです。それらは十分な科学的根拠に基づいた事実であり、より一層人々の関心をひくことができるはずです。一方で、視覚障害者の方への影響も触れるべきです・・・う~ん、これでは10分の特集では時間がとても足りないですね!
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環境省、「昼も夜もライトダウン」の計画を発表
2011.5.2 環境省報道発表
「昼も夜もライトダウン2011」(第一報)

 例年の夏至の日と七夕の2日間に加え、震災による節電の必要性を踏まえ6月22日~8月末日を対象に、「昼も夜もライトダウン」を実施する。昼夜それぞれ2時間以上の消灯を呼び掛ける。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13738
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節電で暗くなった町に対する、視覚障害者の方々の声
2011.4.29 産経新聞
節電で障害者困惑 暗い駅、止まったエスカレーター

節電のため照明が消えた暗い町について、夜盲症などの視覚障害者の方々から不安の声が上がっている。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110429/dst11042923100031-n1.htm

関連サイト(抽出参照元:Yahoo!ニュース)
震災で東京がバリアフル都市になった件(障害者当事者の視点から)

http://togetter.com/li/116287


 これらの記事で、初めて視覚障害者の方々の現状、生の声を多く知ることができました。節電(エネルギー問題)、光害(特に地球環境・生活環境への問題)、バリアフリー、いずれにも配慮した照明環境を実現していくことは、とても困難な課題のように思われます。
 記事の中で特に、典型的な光汚染源・エネルギー浪費と考えていた「自販機の照明」でさえも、障害者の方の手助けになっているケースがあるという事実には考えさせられました。「光」は想像以上に私達の生活の様々な側面に影響を与えており、良い面も悪い面もあるのです。
 とてもすぐに答えが出せる問題とは思えませんが、現時点で管理者が感じていることをいくつか挙げてみます。

(1) まず第一に、視覚障害者の安全確保を。
 現在節電対策として照明を減らしている箇所のうち、障害者の方々への配慮が不十分であるためにその安全性に深刻な問題をもたらしている場所については、早急に照度を回復しなければなりません。障害者の方々にも声を挙げていただきたいですし、照明管理者や周囲の人々もこの問題に敏感にならなければなりません。

(2) 照明が周囲に与える影響について、一般の人々に知ってもらう必要性。
 世間では節電(省エネ)の側面がクローズアップされていますが、光害の問題、視覚障害者への影響の問題も同じくらい重要です。照明設置者・管理者(公共の場所の照明スイッチを操作する人すべて)には必ず、一般の人々にもぜひ、知ってもらいたい問題です。それがこのウェブサイトの目的ですし、マスコミにも積極的に取り上げていただきたいです。

(3) 「削減すべきは、全く誰の役にも立っていない無駄な照明」ということ。
「照明による電気エネルギーの節約」「光害の削減」 は、全く不必要な照明の消灯、全く無駄な方向に光が漏れている照明器具の改善、によって相当な効果が得られるはずです。そのような照明は依然として町にはたくさんあり、視覚障害者の生活に何ら影響を与えるものではありません。詳細は当ウェブサイトの資料をご覧ください。

(4) 将来の理想的な照明環境について、多方面から十分な検討を。
 バリアフリーの町づくりは重要ですが、すべての道路を視覚障害者に安全な照度で照らし続けるのは、明らかに現実的ではありません。健常者が、照明を減らすことの障害者の方々への影響を軽視してはならないのと同様、障害者の方々にも、明るすぎる照明による光害という問題を軽視してもらいたくありません。個人的には、町中の全般照明はやはりこれまでよりも控えめな(諸外国のような)ものにすべきだと考えます。照明環境というハード面だけでなく、障害者の方々を助け合える社会作りといったソフト面の充実も重要かもしれません。
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