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光照射の人体への影響
2010.1.1 Food Consumer
現代の私たちは、体が暗闇を期待している時にも、光を浴び続けている。
夜に光を浴び続けると、体内時計が狂い概日リズムが乱れてしまう。通常、夜にはメラトニンが分泌され、体温が下がり、眠くなる。メラトニンは暗闇でのみ生成され、青の波長領域の光の下では生成されない。概日リズムの乱れは、肥満、高血圧、その他の新陳代謝の異常に関連がある。
人間の概日リズムは、低照度の人工光にも敏感に反応するという事実は、現代の光に溢れた社会において、健康上の大きな不安材料である。たとえば、100ルクスという通常の部屋の明るさの下に数時間いるだけで、体内時計はリセットされてしまうという研究結果もある。もっと短い光照射の場合、どの程度影響があるのかは、まだよくわかっていない。
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American Medical Associationは、人工光によるグレアやその他の光害は、健康上の問題を引き起こすと認識している。人間や動物の概日リズムを乱し、メラトニン生成を抑制し、免疫力を弱め、ある種のガンの発生率を上げると考えられている。

http://www.foodconsumer.org/newsite/Non-food/Lifestyle/lose_sleep_gain_weight_3112091149.html
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ボレゴスプリングス、International Dark Sky Community
2009.12.24 Miller McClune
ボレゴスプリングス(Borrego Springs)は人口2500人、カリフォルニア州南部の砂漠の町。IDAにより世界で2番目の"International Dark Sky Community"に認定された。暗い夜空を守るため、町を挙げて取り組んでいる。街灯は町の中心部に25灯あるだけで、居住エリアにはまったくない。ファーストフード店などもなく、信号機でさえ50マイル先までない。夜にはコヨーテの遠吠えが聞こえ、流れ星がたくさん見える。
このような町づくりは、クラブ、学校、商店、政府などの多くの協力により実現した。照明を消したり、フードを付けたり、低電力の電球に取り換えた。町の中で最も明るいのはガソリンスタンドであるが、電球を覆う屋根が取り付けられた。町が暗くても、犯罪率は低い。

http://www.miller-mccune.com/science-environment/starry-starry-skies-6456/
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街灯としての白色LED
2009.12 Physics Today
白色LEDの光のうち、青色成分は特に天文学と環境に影響を与える。波長が短い(青色に近い)ほど大気中でのレイリー散乱が大きくなる。また、人間を含む動物の概日リズムやメラトニン生成に影響を与える。相関色温度が高いほど、その影響が大きい。
幸い、高い相関色温度(5000~6000K)のLEDの光は、人々にあまり好まれないようである。しかし効率が良いことから自治体に使用される場合もある。アンカレジなどでは、月光(4200K)より高い色温度は使用すべきでないとしているが、LEDには青色成分のピークが含まれることを考慮すると、これも不十分である。環境と天文学に影響が少ないのは、3000K以下の、白熱電球に近い色温度のものである。

http://ptonline.aip.org/dbt/dbt.jsp?KEY=PHTOAD&Volume=62&Issue=12&usertype=indiv

前の投稿と同じ記事ですが、最近日本でも導入が始まっているLED街灯の記述部分を分けました。自治体の方などに参考にしていただきたいです。
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Physics Today誌、「照明と天文学」の記事を掲載
2009.12 Physics Today
アメリカの人口増加率は年1.5%未満であるが、人工光は年6%の割合で増加している。このことは、天文学に深刻な影響を与えている。
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人工光が夜空の明るさに与える影響について、数値モデリングが行われてきた。大気中での光の散乱(大気分子密度の高度依存性を含む)、地表の曲率なども含めた計算により、光源からの距離によって、夜空の各点の明るさがどうなるか、ほぼ正確なモデル化がなされている。
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照明の専門家は、街灯の光は下方のみでなく、水平より少し上方向にも数%の光を出したほうが、(大気中での散乱により)下方への光量が増え、10~15%少ない街灯の数で同じ照度分布が得られる、と指摘する。では、上方への光の割合が増え、同時に街灯の数が少なくなることにより、結局夜空の明るさにはどのように影響するのだろうか。シミュレーションの結果、たとえ1%の光が水平より上方向に漏れたとしても、街灯の数が減っても夜空はより明るくなることがわかる。
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街灯の光源の種類については、かねてより天文学者には低圧ナトリウムランプが好まれている。スペクトルが集中しているため、フィルターをかければ影響を完全に除去できるのである。次に好まれるのは高圧ナトリウムランプである。これらは黄色い光源である。
近年、より広いスペクトルの(白い)光源であるメタルハライドランプやLEDが普及し始めた。これらはエネルギー効率もよく、節約になる。しかしこれらは全ての波長範囲に広がった光であり、天文学にとって大きな脅威である。

http://ptonline.aip.org/dbt/dbt.jsp?KEY=PHTOAD&Volume=62&Issue=12&usertype=indiv

有料記事ですので、雑誌の目次へのリンクを貼ってあります。
しかし、検索してもらえば、記事本文も簡単に見つかります。
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イギリス・ギャロウェイ森林公園にて
2010.1.5 The Independent
昨年11月にIDAによってDark Sky Parkに認定されたギャロウェイ森林公園では、頻繁な降雨が大気を浄化し、最も近いグラスゴーの街からも70マイル離れており、星空を眺めるのに最適である。SQMの値が23.8に達したこともある。
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光害による悪影響について、1897年の新聞ですでに「昆虫が街灯のグローブに誘引され、毎晩数千匹が死んでいる。将来街灯が増えれば、小鳥がえさを見つけられず、絶滅するのではないか」と指摘している。
街灯やそのほかの照明によって、小鳥だけでなくコウモリ、フクロウ、ガなどが生活を乱され、さらにはヤギのミルクの出方にまで影響があるといわれている。フロリダではウミガメの赤ちゃんが町の明かりに誘引され犠牲になっている。
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カナダ・カルガリーでは、2002年から2005年にかけて、全ての街灯を低電力のものに取り換えた。光害が削減されただけでなく、市の電気代が年間170万ドル減り、CO2も削減された。
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照明を減らすと人々は不安になる。2006年、Essex州がコスト削減のため街灯を減らす計画を打ち出した際、住民は反発した。しかし昨年、警察は一部の地域では犯罪が半減したとの報告をした。明るい照明が犯罪を抑制するわけではないという結果は、他の実験でも得られている。
夜間光を浴びると概日リズムが乱され、ガンなど深刻な病気につながる恐れがあるとの研究もある。

http://www.independent.co.uk/travel/uk/galaxy-quest-the-search-for-britainrsquos-darkest-skies-1857687.html
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