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LEDランプのライフサイクルアセスメント
2012.2 U.S. Department of Energy
Life-Cycle Assessment of Energy and Environmental Impacts of LED Lighting Products

 LEDランプと従来のランプのエネルギー消費量を、ライフサイクルアセスメント(LCA)で評価。ランプの製造、輸送、使用の各段階でのエネルギー投入量を計算し、2千万lumen-hoursの光量(60W-LED1個の寿命に相当)を基準として比較した。
 3ページの図より、2011年時点でLEDランプと蛍光ランプはほぼ同程度で、白熱ランプの約4分の1。2015年にはLEDランプのエネルギー消費量は半分になると期待される。

http://apps1.eere.energy.gov/buildings/publications/pdfs/ssl/2012_LED_Lifecycle_Report.pdf

 LEDランプは複雑な回路が組み込まれており、製造段階で大量のエネルギーが投入されているのではないか、と疑う方もおられると思います。3ページの図を見ればわかるように、ランプのエネルギー消費の90%以上は使用段階であり、LEDランプの製造エネルギーは他ランプよりは高いものの、使用エネルギーに比べればごくわずかに過ぎません。
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世界中で行われたLED街灯の導入試験
2012.6.30 Forbes
Global Trial Shows LED Street Lighting Delivers Up To 85% Energy Savings

 世界中で行われたLED街灯の導入試験の結果、従来の照明と比べ最大85%のエネルギー削減が実証された。ニューヨーク、ロンドン、香港、トロント、シドニーなど世界12都市で533基のLED照明が、2年半にわたってテストされた。
 報告書曰く「LEDでは50~70%のエネルギー削減が可能、スマートコントロールシステムを導入すれば80%に達する。27製品中20製品が50%以上、10製品が70%以上の削減を実現。」「コルカタ、ロンドン、シドニー、トロントでは、68~90%の回答者が市全体への拡大を支持。安全性と視認性の向上も得られた。」「我々は、市販のLEDの多くは街灯として十分な光の質、寿命、エネルギー削減効果を持つと結論する。」

http://www.forbes.com/sites/justingerdes/2012/06/30/global-trial-shows-led-street-lighting-delivers-up-to-85-energy-savings/
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台湾、全街灯の20%をLEDに交換
2012.6.28 LEDinside
Taiwan to Replace 326,000 Mercury Streetlights with LEDs

 台湾エネルギー局は、街灯32.6万基を水銀灯からLEDに交換する計画を発表。台湾全土の157万基のうち約20%にあたる。年間1.43億kWhの電力量と87,500トンのCO2削減に相当。

http://www.ledinside.com/taiwan_replace_mercury_streetlights_leds_20120628
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街路照明のスマート化試験が始まる
2012.8.7 Response
伊藤忠、街路照明のスマート化実証実験をつくば市で実施

 伊藤忠商事が、国内初の街路照明スマート化システムをつくば市で開始する。街路照明93本をLED照明(岩崎電気製)に交換したり、調光機能をつけたりして、インターネット経由で照明1本1本に対し点灯・消灯・調光の制御を行う。消費電力とCO2排出量の削減効果を検証する。

http://response.jp/article/2012/08/07/179239.html

同様のシステムは、すでにドイツなどで運用が始まっています。省エネ・光害削減に大いに役立ち、将来広く普及することが期待されます。
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星空を奪う街明かり-光害ドキュメンタリー映画「The City Dark」
2012.7.20 Voice of America
City Lights Outshine Stars, Obscure Night Sky

 我々の祖先が見ていた満天の星空は、現代人の視界から消えつつある。世界中のいたるところで、大量の人工光が新たな都市公害となり、星空は見えなくなり、望遠鏡は役立たなくなり、人類の健康や生態系までをも脅かしている。

 失われていく星空が、Ian Cheneyによるドキュメンタリー映画「The City Dark」のテーマである。Cheneyは言う。「この映画は、とても単純な疑問から始まります。夜を、暗闇を、夜空を失ったとき、一体我々は何を失うのか?」
 子供時代は田舎で星を眺めながら過ごし、その後ニューヨークに移り住んで星空を失った彼にとって、これは個人的な疑問であると同時に、グローバルな疑問であった。「今、世界中の多くの子供は、天の川を見ることなく成長している。我々の銀河にある無数の星の集まりであり、太陽もその一つに過ぎない、天の川を。」「これが何を意味するのか、科学者・詩人・哲学者の数が減るのか、将来我々は知ることになるでしょう。私は、美しい夜空から得ることができるインスピレーションには終わりがないと確信しています。」

 インスピレーションだけでなく、天文学者達は宇宙の起源に関する科学的な知見を夜空から拾い集めている。しかし、大都市では直接観測はほとんど不可能になっている。街明かりが大気中で散乱して夜空が明るくなり、10数個の星しか見えなくなっているからだ。映画の中で、天文学者Irving Robbins氏は述べている。「夜空は本当に美しい、絵画のようだ。しかし今、人間がやってきて全てを消してしまった。ほんの数個の点を残して。それが光害だ。」

 人間が人工光を好むのは当然だ。数十万年の間、夜間の活動や安全性は、たいまつの火だけが頼りだった。1800年代前半にガス灯が発明され、通りを明るく照らし犯罪を減らすのに役立った。1800年代後半には白熱電球が発明され、永久に照らされた都市が出来上がった。
 「もし人工光が何も必要な部分を照らさず、その代わり寝室の窓や夜空を照らしたなら、それは全くエネルギーの無駄です。そのエネルギーを作り出すために、化石燃料が浪費されているのです。」Cheneyは、屋外照明にカサをつけて道路だけを照らすようにすることは、簡単で有効な方法だと考えている。

 街明かりは人間にとって居場所を照らしてくれるものだが、人間以外の動物にとっては、道を迷わせる原因になっていることがある。たとえば、渡り鳥の脳には、渡りの方角の手掛かりとなる星の配置が刻みこまれていると言われている。しかし都市の上空を飛ぶ際、彼らはしばしば街明かりによって混乱に陥る。動物学者David Willard氏は言う。「彼らはガラスに映った光を見て、ガラスに突っ込み、激しい衝突で命を落とす。年間10億羽が死んでいるとの推計もある。」

 過剰な人工光は、人間の体内のサーカディアンリズムにも影響を及ぼす。疫学者Richard Stevens氏によると、工業化途上国における乳がんの罹患率の上昇と、夜間人工光の下でのシフトワークに従事する女性の数には、関連性を示す証拠が存在する。「数年前、世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関は、夜間シフトワークをほぼ確実な発ガン要因であると発表している。」

 照明業界は、自然光に似た照明器具の需要の高まりに対応している。また世界中で、夜空を守り、光害を最小限に抑えるための努力が続けられている。Cheneyは、夜空が守られることに希望を抱いている。「街明かりは快適で、美しい。街明かりと星空が共存できる方法を見つけなければならない。」

http://www.voanews.com/content/city-lights-outshine-stars-obscuring-night-sky/1441908.html

The City Darkウェブサイト
http://www.thecitydark.com/

The City Dark日本公開イベント(エッセンシャルライトジャパンプロジェクト)
http://essentiallight.jp/thecitydark/
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