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官房長官 「街灯を消しても犯罪増加の事実なし」
2011.7.11 読売新聞
節電で街路灯消しても…犯罪増えなかった

 官房長官の記者会見にて。街灯消灯による犯罪増加が懸念されていたが、全国、都内、東京電力・東北電力管内で集計したところ、「ひったくりを含む犯罪件数は、昨年より減少している」と公表。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866922/news/20110711-OYT1T00703.htm?from=tw

 以前「節電消灯で犯罪が急増している」などというデマがインターネット上で見受けられました。「暗い=犯罪増加」という先入観は多くの方がお持ちでしょうが、きちんとした統計に基づいた判断が必要です。欧米では以前から省エネのための街灯消灯が広まっていますが、適切な消灯(必要な照明と不必要な照明の見極め)を行えば犯罪増加にはつながらない、との報告が数多くあります。右上の検索窓で「犯罪」を検索してください。

(7/13 20:25追記)
 ただし、犯罪件数は消灯の妥当性評価のための指標の一つであって、交通安全への影響、視覚障がい者の方への影響、利便性・快適性への影響など、評価基準は他にもあります。したがって、この報道だけで「今の消灯の方法は妥当なのだ」とは言い切れませんね。多方面への影響に配慮した、適切な消灯が必要です。
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IDAとIESが屋外照明規制条例作成ガイドを公表-アメリカ
2011.6.21 UNIVERSE TODAY
Model Lighting Ordinance Means Preservation Of Future Dark Skies

 国際ダークスカイ協会(IDA)と北米照明学会(IES)は、屋外照明規制条例作成ガイドとしてModel Lighting Ordinance (MLO)を作成し、公表した。7年間にわたる共同作業の成果であり、これにより今後自治体等が条例を作成する際の労力を大幅に削減することができる。グレア削減、侵入光削減、スカイグロー削減のための屋外照明基準作成という、責任を伴う重要な作業を容易にするものである。
 MLOには幾つかの革新的な内容が盛り込まれている。一つは『自然のままの光環境』から『大都市の光環境』まで5段階のゾーン分け。二つ目は1ヶ所で使用される光の量の上限を定めたこと。三つめは、"BUG"と呼ばれる照明器具の評価法の導入。(訳注:BUGとはBacklight, Uplight, Glareの3つの基準で光漏れを表す指標。これまでの「上方光束比」より詳細な評価が可能)。上方光の使用は、エリア照明・街灯ではすべてのゾーンで禁止。MLOは今後定期的に改訂が行われる。
 IDAトップのBob Parks曰く「MLOはあらゆる規模の都市において、質の良い屋外照明環境の実現と、エネルギー削減・電力費用削減を後押しする。」 IESのRobert Horner曰く「IESは、IDAと共にMLOを作り上げたことを誇りに思う。MLOは、州や自治体が効果的な条例を制定し、同時に安全な光環境を保持するのに役立つものだ。」

http://www.universetoday.com/87007/model-lighting-ordinance-means-preservation-of-future-dark-skies/

MLO本文
http://www.darksky.org/assets/documents/MLO/MLO_FINAL_June2011.pdf
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ホタルへの人工光の影響
2011 Firefly
Fireflies communicate in a language of light

 ホタルの生息数が減少(一部の地域では激減)しているようだ。生息地の減少、殺虫剤、化学肥料、町のスプロール現象などが原因だと思われる。
 光害もまた、原因のひとつだろう。町の発展は人工照明の増加を伴う。科学者たちは、まだ人工照明がホタルにどのように影響を与えているか、確実な証拠はつかんでいないが、ホタルのふるまいが夜間の強い光の影響を受けていることは以前から観察されている。満月の夜のように明るい時は、ホタルは姿を現さない。また、ホタル同士のコミュニケーションツールであるそのほのかな光がかき消されることで、繁殖が妨げられる。
 もしあなたが庭に照明をつけているなら、知らない間にホタルの減少に寄与してしまっているかも知れない。ホタルの活動期には屋外照明を消そう。

http://www.firefly.org/light-pollution.html
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屋外広告照明の規制条例を可決-アメリカ
2011.6.23 NEWSOK
Norman council approves lighting ordinance

 オクラホマ州・ノーマン(Norman)で新たな屋外広告照明規制条例が(一部の強い反対にも関わらず)可決された。曰く「この条例は、より少ない光の使用を意味するのではなく、より効率的な光の使用を意味するのだ」。
 反対派は、安全性の問題や過剰規制だという声を挙げた。賛成派はエネルギーの削減と生活の質の向上を訴えた。
 条例は新設のものに適用され、ポールや照明器具の型を定めている。主な目的は、広告物から住居への光漏れを防ぐことである。

http://newsok.com/norman-council-approves-lighting-ordinance/article/3579498

↓の記事の続報です。
http://hikarigai.net/mediablog/?eid=229
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LED等、青色光を多く含む光源の健康リスク
2011.7.4 The New York Times
In Eyes, a Clock Calibrated by Wavelengths of Light

 外界から網膜に入る光の量の変化によって、我々の体内時計は24時間の周期に保たれている。この役割を担っているホルモンであるメラトニンは、夜間に体内で生成され、睡眠や様々な生物学的リズムをコントロールしている。
 網膜に光が入ると、メラトニン生成が抑制される。生物進化のなかで体内にプログラムされたメカニズムに反し、現代の町では夜間でも光にさらされる。このことによる健康被害を、科学者は理解しはじめたばかりだ。体内時計の乱れは、睡眠障害だけでなく、様々な病気の原因となる。
 あらゆる光がメラトニンを抑制するが、最近の研究で、特に青色光がその効果が大きいことが明らかになりつつある。青色光は、エネルギー効率のよい電球やガジェットで近年使用されている。
 スイスの大学の科学者が、シンプルな実験を行った。13名の被験者に、2週間の間、毎晩寝る前にパソコンの前に座るよう指示した。最初の1週間、毎晩5時間、旧式のモニター(青色光が少ない)を使用した。次の1週間、LEDのモニター(2倍の強さの青色光を含む)を使用した。「驚いたことに、その差は歴然だった。」LEDを使用した場合のほうが夜間のメラトニンの増加に時間がかかり、その量も少なかった。また、記憶・認知に関するテストを行った結果、LEDモニターを使用した後のほうがスコアが良かった。これは(完全に証明されてはいないが)青色光によってメラトニンが抑制され、脳が活性化していることを示している。科学者は言う「LEDモニターは人体に刺激を与え、睡眠に向かうことを妨げる。電源を切った瞬間にその影響がなくなるのではない。その影響は体内でしばらく続くことになる。」
 人工光が登場してすでに120年余り。以前の電球は、赤色側の波長の光が多く含まれていた。科学者たちが懸念しているのは、我々の世界が青色側の波長の光に満たされつつあることだ。パソコン、テレビ、携帯電話など、エネルギー効率の良い(青色光を多く含む)光源への置き換えが進んでいるのだ。
 また別の研究によると、一般に考えられているよりずっと少ない量の光でさえ、メラトニンに影響を与えることが示された。通常の明るさの室内照明によっても、メラトニン生成は消灯後90分程度遅れると言う。
 これらの研究が、私たちの生活にどういう影響をもたらすだろう?専門家の中には、夜遅くまで人工光に当たることは様々な健康被害の原因となると考える者もいる。たとえば昨年発表されたある報告では、夜間光を浴びたネズミと通常の光環境で過ごしたネズミを比較実験した結果、同じカロリーのえさが与えられたにも関わらず、前者のほうが肥満となった。
 夜間光と乳がん罹患率の関係は、20年にわたって研究されている。まだコンセンサスは得られていないが、それでも2007年にはWHO(世界保健機関)が「深夜に及ぶシフトワークはおそらく発がん要因である」と宣言した。研究者の中には、自然光をほとんど浴びないシフトワーカーにとって、青色光の影響は特に大きいという者もいる。
 研究者たちは、未来の光源は朝昼晩の生活リズムに合わせて波長が変化するものが望ましいと考えている。NASAのスタッフも、国際宇宙ステーション内の照明についてそのようなものにすべきか、関心を示している。

http://www.nytimes.com/2011/07/05/health/05light.html?_r=1
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