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光害.net 報道リンク集
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川に架かる橋の照明が、サケの遡上を妨げている?-アメリカ
2013.2.21 redding.com
State wildlife officials say Sundial Bridge lighting may be hurting salmon

 カリフォルニア州レディング(Redding)の観光名所サンディアル橋(Sundial Bridge)の照明が、絶滅危惧種のサケ(Chinook salmon, マスノスケ)を窮地に追い込んでいるかもしれない。
 橋は2004年、歩行者と自転車に開放された。サクラメント川に産卵に戻ってくるサケの数は、2005年に15,000超であったが、2011年には824に激減した。州の魚類野生生物局によると、橋の下に取り付けられた照明が、原因の1つである可能性がある。強い照明によりサケがスピードを落としたり、ストップし、さらにその際、ニジマスなどのより大型の魚に捕食されている可能性がある。また、照明に集まった虫を食べるためにサケが集まり、同様に捕食されている可能性がある。
 魚類野生生物局とレディング市は、照度を変えてその影響を調査している。当初、橋の直下の水面の照度は26ルクス、そこから100フィート下流では1ルクス、橋の駐車場のランプの近くでは7ルクスだった。現在は照明を落とし、橋の直下で11ルクス。しかし魚に影響しないためには、1.5~3ルクスにする必要があるという。照明に覆いをつけたり、器具を交換することも一つの方法だ。
 一方で照明は橋の魅力の一部であり、安全性のためにも十分な照明が必要である。

http://www.redding.com/news/2013/feb/21/state-wildlife-officials-say-sundial-bridge-may/

日本でも橋のライトアップは広く行われていますが、場所によっては水中の生物への影響に配慮し、「できるだけ水面は照らさない」「必要ない時間帯には消灯する」などの工夫が必要だと思われます。
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人工衛星から見た夜の街明かり画像、経済成長率の算定精度の向上に役立つ可能性
2009.8.6 The Economist
Measuring growth from outer space - Light relief

 アフリカ諸国の経済成長率の推計には、30-40%程度の誤差がある。Brown大学の研究者が提案する、人工衛星からの夜の街明かり画像を利用する方法では、推計の精度を向上できる可能性がある。収入と連動して街明かりが増加すると考えられるからだ。

http://www.economist.com/node/14177392
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家庭用豆電球程度の照度でも健康に影響?
2013.1.9 奈良県立医科大学
夜間の豆電球使用が肥満・脂質異常症のリスクになる可能性を示唆

 高齢者を対象に、夜間の低照度光曝露の影響を調査。3ルクス程度以上の低照度(家庭用豆電球程度)でも、肥満症や脂質異常症の有病割合が1.9倍高かった。これまで考えられていたよりも非常に低い光曝露でも健康に影響がある可能性を示唆。

http://www.naramed-u.ac.jp/pdf/news/2013/250109Endocrine-News.pdf
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小田急、調光式LED照明を車両に採用
2013.2.22 スマートジャパン
調光できるLED照明を電車に採用、消費電力を50~76%も抑える

 小田急電鉄が、鉄道の車両で初めて調光式LED照明を採用。蛍光灯と比べて消費電力を50~76%削減。

http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1302/22/news017.html

プレスリリース
http://www.odakyu.jp/program/info/data.info/7922_2055125_.pdf

 LEDの特長を生かしたよい試みだと思います。調光は今後いろいろな場面でスタンダードになることでしょう。ただ、全光・調光レベル1・レベル2の3段階ありますが、この記事およびプレスリリースでは、実際どのように運用されるのかは説明されていません。運用方法と、「消費電力量」の削減割合が気になるところです。

 鉄道車両の車内、JIS規格200ルクスに対し、従来の蛍光灯では450ルクスもあったんですね。
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函館の夜景と節電の取り組み(NHK動画)
2013.1.29 NHK
函館の夜景 節電でも美しさを

函館では、夜景の美しさを保ちながら節電をするいろいろな取り組みが行われている。

http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j_ohayou_20130129_2338

『観光客が見ていない側の照明を消す』『誰もいないときは照明を消す』
これってよく考えたら当たり前のことですよね。これらの光は、完全なるエネルギーの浪費です。スイッチの操作が大変であれば、人感センサーを導入してはいかがでしょうか。

 改めて、一つ一つの電球の必要性を見直してみてください。光が出ている方向にも注意してください。安全性にも、函館山からの夜景にもほとんど寄与していない照明が、まだまだあるはずです。それらを改善するだけで、十分な節電が可能だと思われます。深夜の消灯・減灯も有効でしょう。
 街灯を全面的にLEDに交換することは、あまりお勧めしません。夜景の印象が大きく変わる可能性があります。しかし一般の屋内照明などには積極的に導入すべきです。

『いったん目を閉じてから夜景を見ると、美しさが際立つ』
夜景の全体的な輝度が高すぎる、ということではないでしょうか。たとえば繁華街の照明では、近隣の店舗よりも目立たせるためにより明るい照明を使用する「光がエスカレートした状態」(*)に陥ることがあります。人間の目は明るさへの順応機能を持っています。同じ印象の照明環境が、全体的な輝度を下げても実現できるはずです。

 この動画全体を通して、「光が多いほど美しい」という先入観を(出演者にも、製作者にも)感じてしまいます。電力不足、資源の枯渇、地球温暖化が問題となっている今、「明るすぎる照明はエネルギーの無駄」と感じる感性を、多くの方にもっていただきたいと思います。函館の夜景も、たとえば照明デザイナーの方などと連携して、街全体の光量を減らしてより美しく見せる工夫ができるかも知れません。

(*)東京工業大・中村芳樹先生が使われている表現
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