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光害.net 報道リンク集
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街灯が消えてひったくりが増加?
2011.5.19 産経新聞
街灯消え ひったくり急増 震災で計画停電・節電…暗がり悪用

大震災後の2ヶ月で、ひったくりが増加している。消灯による暗がりを悪用したとみられるケースもある。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110519-00000112-san-soci

 このブログで何度も取り上げていますが、外国では省エネ目的で街灯が深夜に消される事例が増えています。その多くは事前に十分な調査・試行を行い、安全性に問題がないと確認された範囲で消灯が行われています。今回の日本国内の節電消灯では、十分な配慮がなされぬまま実行しているケースが多いように思われ、安全性の問題がありそうです。(外国でも、消灯によって犯罪が増加したという報告はいくつかあります。)
 ただ、この産経新聞の記事に関しては、タイトルの「街灯消え ひったくり急増」「節電…暗がり悪用」はやや誇張ではないでしょうか。記事に書かれている事実からは、街灯が消えていることが犯罪増加の原因になっているとは、全く読み取れません。このタイトルには「暗くなると犯罪が増加する」という(真偽のわからない)先入観が感じられ、国民の不安をあおっているように思えてしまいます。
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9.11追悼の光に吸い寄せられる渡り鳥(動画)
2011.2.25 YouTube
Monitoring Bird Migration at the Tribute in Light in NYC on 9-11-10

http://www.youtube.com/watch?v=eoIpygFH5rU

 渡り鳥は、夜空に漏れた人工光により深刻な影響を受けています。渡りの方角を知るのに月明かりや星明かりを利用しているのですが、人工光があると惑わされ、方向感覚を失います。明るい高層ビルがあると、その光に吸い寄せられ、周りを飛び続け、やがて力尽きて落下したり、直接窓に衝突したりして、たくさんの鳥が命を落としています。
 このビデオは、アメリカの自然保護団体オーデュボン協会が、2010年9月11日にワールドトレードセンター跡地で行われた「追悼の光」に吸い寄せられた渡り鳥の様子を記録したものです。いかに人工光が渡り鳥に影響を与えるか、認識することができます。
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人間とウミガメにやさしい照明で都市開発-アメリカ
2011.4.1 Hometown News
City looks into lighting that's good for humans and turtles

 フロリダ州・デイトナビーチ(Daytona beach)では、再開発計画の中心として「ウミガメにやさしい照明計画」を作っている。人工照明はウミガメの産卵行動や子ガメの行動に影響を与えるため、海岸付近では弱い照明しか使用できず、夜間の歩行者にとって危険であった。市は環境技術会社と提携し、ウミガメにも人間にもやさしい新たな照明計画を作ることとなった。
 孵化したての子ガメは海面での月光の反射を利用して海の方向を知るが、人工光があると誤って海と反対側に向かって進んでしまう。フロリダの海岸では、毎年数十万匹(約10%)の子ガメが人工光が原因で命を落としているという。フロリダで産卵する主な3種のウミガメはいずれも絶滅の危機にあり、これは深刻な問題である。
 計画では、ウミガメに影響を与えない色の光を使用することで、人の安全性との両立を図る。今年中の導入を目指している。「人々は、照明されている場所を好む。この地域は重要な観光資源であり、この計画によって新たなビジネスが生まれることを期待している。」

http://www.myhometownnews.net/index.php?id=79775
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光害と暗い夜空(光害の多方面への影響)
2011.4.13 Canada Free Press
Light Pollution and dark skies

 夜、頭上の雲がピンク色やオレンジ色に染まっているのを見たことがありますか?空に向けて放たれた光が雲に反射しているのです。その光は都会で星がほとんど見えない原因にもなっています。全く無駄な光であり、照明器具の形状や照明の仕方が不適切なために起こっています。

 この「光害」には多方面への悪影響がある。最近、科学者は光害によってロサンゼルスでは大気汚染物質が7%増加していると報告した。
 光害によって、アメリカに住む人の2/3が、ヨーロッパに住む人の半数が裸眼で天の川を見ることができない。ロサンゼルスの街によるスカイグローは200マイル離れた場所の飛行機からも見ることができる。
 強すぎる人工光により人体のリズムが乱され健康に悪影響がある。人工光によって、昼行性の鳥が夜に鳴き、渡り鳥はルートを変え、昆虫の行動パターンが変わる。
 アメリカで浪費されている人工光は、年間10億ドルに相当すると推計されている。この浪費は空から見れば明らかだ。飛行機の窓から見えるたくさんの街明かりは印象的だが、それは上方へ漏れた光であり浪費なのだ。
 光害を減らすにはどうすればいいのか。一つの方法は、照明には覆いをつけ、角度を調節し、全ての光が下方を照らすようにすること。そうすればワット数も小さなもので十分となり、エネルギーと電気代も節約できる。効率の良いランプを使うこと、センサーやタイマーを利用することも有効。
 "Dark Sky Park"などの認定制度も有効だ。そういった取り組みはカナダで1999年に始まり、北米やヨーロッパに広がっている。
 照明に使用されているエネルギーは、1日当たり4~5百万バレルの石油に相当する。そのうち30~60%が無駄な光だと言われている。

http://canadafreepress.com/index.php/article/35473

原文にはより詳細な記述やリファレンスも書かれています。
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街灯に調光器を設置、深夜減灯でエネルギー削減-イギリス
2011.4.17 Metro
Dimmer switches to be added to street lights to save energy

 イギリス・ハンプシャー(Hampshire)州で、街灯15万基に調光器を付け、深夜12時~5時には25%減灯されることとなった。CO2は15%削減される。費用は2.25億ポンド。
 旧式のオレンジ色のナトリウムランプは白色の蛍光ランプに交換され、安全性が高まると同時に、下方のみを照らすことで光害が削減される。エネルギー削減効果は一般家庭1500戸分。

http://www.metro.co.uk/news/861103-dimmer-switches-to-be-added-to-street-lights-to-save-energy
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