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シカゴの光害-アメリカ
2010.05.25 Medill Reports Chicago
 シカゴの光害活動家たちは言う。「シカゴは質の悪い照明のシンボルとなっている。」「我々が電気を使うということは、単にスイッチを入れ照明が光を放つというだけではない。それは大気、水、地面に大きな影響を与える。」「鳥が南米から北米に渡りを行う際、彼らは星明かりを頼りにしている。シカゴのような明るい街に迷い込んでしまうと、上方に漏れた光に惑わされ、しばしばビルに激突し首の骨を折る。これは、数羽のことを言っているのではない。数千羽だ。毎朝人々は外に出て、死んだ鳥達を拾い上げているのだ。」「シカゴには市が管理する街灯が225,000灯あり、総計で60億ルーメンの光量を放っている。1kWhあたり6~7セントとして計算すると、年間1800万ドルの電気代となる。このうち30%の光が無駄だとすると、600万ドルの浪費となる。」「無駄な光を削減することに慎重な人々を説得する証拠はすでに十分揃っている。今こそ行動するべきだ。多くの場合、質の悪い照明を良いものに交換することは、短期間でもとが取れ、その後数十年にわたってのコスト削減に繋がる。」
 IDAメンバーのAudrey Fischerは言う。「今の子供達は、親も子も本当の星空を経験していない、最初の世代だ。」
 多くの市民は安全性を重視するため、光害に目を向けさせることは困難だ。前市長は街灯の設置を「crimebuster(犯罪退治)」として推進した。
 光害活動家は言う。「我々は闇を恐れすぎている。ものがはっきり見えないと、そこには確実に悪が潜んでいると考えてしまう。光を使ってまやかしの安全を作り出しても、それは本当の安全を意味しない。」
 10年前、シカゴの2つの路地で行われた研究によると、明るさが増すほど安全性が増す、というのは誤りである。その研究では、通常の照明が設置された路地と、強めの照明が設置された路地を比較したところ、後者で犯罪が増加した。
 幸い、光害による被害は、恒久的なものではない。「停電が起これば、天の川はすぐに戻ってくる。これが他の公害とは異なる点だ。屋外照明を見直し、効率の良い器具を使い、必要な場所だけを、必要な時間にだけ、必要な明るさで照らせば、すべての面でメリットとなる。」

http://news.medill.northwestern.edu/chicago/news.aspx?id=165102
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