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光害.net 報道リンク集::世界規模の光害啓蒙イベント、Globe at Night
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世界規模の光害啓蒙イベント、Globe at Night
2010.05.27 Tucson Sentinel
 国際ダークスカイ協会(IDA)が5年前から行っている光害啓蒙の取り組み「Globe at Night (GaN)」は世界中に広がっており、2010年は86ヶ国から17,800地点での測定結果が寄せられた。最も測定地点が多かったのは、IDA本部のあるアリゾナ州で、1,800地点であった。GaNでは、一般の人々にオリオン座周辺の星の見え方(どの明るさの星まで見えるか)を観察・報告してもらい、世界中で比較する。これにより、過剰な人工光が環境に影響を与えていること、暗い夜空という自然財産が失われつつあることを認識してもらうことが目的である。
 
 アメリカ人の3分の2は、自分の家から天の川を見ることができない。99%の人は、自然の状態よりも明るい夜空を見ている。アメリカ国立光学天文台(NOAO)の教育部門が5年前にアリゾナとチリで始めたGaNは、昨年の世界天文年(IYA2009)の主要プロジェクトの一つとなるまでに成長した。NOAOのConnie Walker氏がリーダーを務める同部門は、「Dark Skies Awareness」と銘打った市民対象の様々な光害啓蒙活動を行っており、その中にはGaNの他、「Great World Wide Star Count」「International Dark-Sky Week」などがある。「Earth Hour」も世界中で大きな成功を遂げている。世界中の数百の都市が、毎年3月に照明を消灯するイベントである。

 NOAOはGaNプロジェクトを、サイエンスに関心のある小中学校教師と連携することなどにより、大きく広げていった。生徒たちは大いに関心をもって参加し、自分の手で観測データを取り、コンピュータを使ってデータを送り、プロジェクトに参加することに夢中な様子であった。ある教育者は言う。「光害というトピックには、環境に対する強いメッセージと、夜空を美しいと感じる心(センスオブワンダー)の教育がある」「このプロジェクトに参加することにより、多くの生徒は自分のライフスタイルを見直し、地域の人々と共にエネルギーの消費を少なくするよう努力をはじめる。彼らにとって大きなインパクトがあるようだ。」

 GaNへの報告が多かったのは、アリゾナ州の他、ミシガン州(1200地点)、ウエストバージニア州(1000)、プエルトリコ(1000)、ポーランド(800)、ルーマニア・チリ(600)、チェコ(400)、アルゼンチン(300)、ハンガリー・カナダ・イギリス・韓国・中国(200)である。中国・ブラジル・キューバからは今年初めて報告があった。2011年も3月に実施される予定である。

http://www.tucsonsentinel.com/local/report/052710_darkskies

Dark Skies AwarenessのHP
http://www.darkskiesawareness.org/

Globe at NightのHP
http://www.globeatnight.org/index.html

記事中にも登場しているConnie Walker氏とは、定期的に連絡を取り合っています。GaN等のプロジェクトに関心のある方は、管理者までご連絡ください。
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