震災、電力不足による消灯の広がり
2011-03-15 21:33 (13 years ago)
東日本大震災による電力不足への対応として、可能な範囲での消灯の動きが広がっている。
2011.3.14 産経新聞
日本商工会議所と東京商工会議所による節電要請。ネオン消灯、オフィス照明削減など。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110314/dst11031419020112-n1.htm
2011.3.15 日本経済新聞
国交省による国道消灯。5万6800箇所、約1.3万kW。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E7E2E38B8DE3E7E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000
2011.3.15 東京新聞
東京都。都道の街灯15万本の半数を消灯、1.8万kW。都庁の照明の4分の3以上消灯を目指し、18時半以降は原則消灯。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110315/CK2011031502000025.html
2011.3.13 産経新聞
コンビニ各社が全国で消灯。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110313/biz11031316550013-n1.htm
2011.3.13 日本経済新聞
企業が屋外看板の消灯、店内照度抑制などを進める。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9C81E2E2E3E2E2E2E08DE3E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000
2011.3.15 新宿経済新聞
新宿周辺の大型モニタ、電飾看板も多く消灯。
http://shinjuku.keizai.biz/headline/1106/
2011.3.15 羽田経済新聞
羽田空港で照明の間引き。
http://haneda.keizai.biz/headline/762/
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特に目を引くのが「都庁の照明の4分の3以上の消灯を目指す」です。日本のオフィスは隅々まで明るく照らす全般照明が一般的ですから(これは日本の悪い習慣です)、「必要な部分のみ照らす」という意識に変われば、仕事の能率を下げることなく、この程度の削減が可能かも知れません。
国道の照明減灯は、本来は安全性の面から十分な検討・試行・市民の意見等を踏まえて消灯する箇所を決定すべきですが、即時のエネルギー削減が求められている現状では、仕方がないでしょうか。一部報道ではトンネル照明が突然消灯する可能性がある、とのことですが、これはかなりの危険が伴います。特に日中のトンネル照明が消えている場合、たとえヘッドライトを点けていたとしてもトンネルに入った瞬間・出た瞬間の明るさの差に目の順応が追い付かず、事故の危険性がかなり高まるように感じます。
いずれの取組についても、電力が復活すれば元の明るさに戻すのではなく、「本当に必要な明るさで照明して、エネルギーを削減する」ことの意義に気付いてもらうきっかけになれば、と切に願います。エネルギー問題が切迫している今、「必要以上に明るくすること」は「希望の象徴」ではありません。
2011.3.14 産経新聞
日本商工会議所と東京商工会議所による節電要請。ネオン消灯、オフィス照明削減など。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110314/dst11031419020112-n1.htm
2011.3.15 日本経済新聞
国交省による国道消灯。5万6800箇所、約1.3万kW。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3E7E2E38B8DE3E7E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195583008122009000000
2011.3.15 東京新聞
東京都。都道の街灯15万本の半数を消灯、1.8万kW。都庁の照明の4分の3以上消灯を目指し、18時半以降は原則消灯。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20110315/CK2011031502000025.html
2011.3.13 産経新聞
コンビニ各社が全国で消灯。
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110313/biz11031316550013-n1.htm
2011.3.13 日本経済新聞
企業が屋外看板の消灯、店内照度抑制などを進める。
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9C81E2E2E3E2E2E2E08DE3E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000
2011.3.15 新宿経済新聞
新宿周辺の大型モニタ、電飾看板も多く消灯。
http://shinjuku.keizai.biz/headline/1106/
2011.3.15 羽田経済新聞
羽田空港で照明の間引き。
http://haneda.keizai.biz/headline/762/
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特に目を引くのが「都庁の照明の4分の3以上の消灯を目指す」です。日本のオフィスは隅々まで明るく照らす全般照明が一般的ですから(これは日本の悪い習慣です)、「必要な部分のみ照らす」という意識に変われば、仕事の能率を下げることなく、この程度の削減が可能かも知れません。
国道の照明減灯は、本来は安全性の面から十分な検討・試行・市民の意見等を踏まえて消灯する箇所を決定すべきですが、即時のエネルギー削減が求められている現状では、仕方がないでしょうか。一部報道ではトンネル照明が突然消灯する可能性がある、とのことですが、これはかなりの危険が伴います。特に日中のトンネル照明が消えている場合、たとえヘッドライトを点けていたとしてもトンネルに入った瞬間・出た瞬間の明るさの差に目の順応が追い付かず、事故の危険性がかなり高まるように感じます。
いずれの取組についても、電力が復活すれば元の明るさに戻すのではなく、「本当に必要な明るさで照明して、エネルギーを削減する」ことの意義に気付いてもらうきっかけになれば、と切に願います。エネルギー問題が切迫している今、「必要以上に明るくすること」は「希望の象徴」ではありません。