IDAとIESが屋外照明規制条例作成ガイドを公表-アメリカ
2011-07-08 17:57 (13 years ago)
2011.6.21 UNIVERSE TODAY
Model Lighting Ordinance Means Preservation Of Future Dark Skies
国際ダークスカイ協会(IDA)と北米照明学会(IES)は、屋外照明規制条例作成ガイドとしてModel Lighting Ordinance (MLO)を作成し、公表した。7年間にわたる共同作業の成果であり、これにより今後自治体等が条例を作成する際の労力を大幅に削減することができる。グレア削減、侵入光削減、スカイグロー削減のための屋外照明基準作成という、責任を伴う重要な作業を容易にするものである。
MLOには幾つかの革新的な内容が盛り込まれている。一つは『自然のままの光環境』から『大都市の光環境』まで5段階のゾーン分け。二つ目は1ヶ所で使用される光の量の上限を定めたこと。三つめは、"BUG"と呼ばれる照明器具の評価法の導入。(訳注:BUGとはBacklight, Uplight, Glareの3つの基準で光漏れを表す指標。これまでの「上方光束比」より詳細な評価が可能)。上方光の使用は、エリア照明・街灯ではすべてのゾーンで禁止。MLOは今後定期的に改訂が行われる。
IDAトップのBob Parks曰く「MLOはあらゆる規模の都市において、質の良い屋外照明環境の実現と、エネルギー削減・電力費用削減を後押しする。」 IESのRobert Horner曰く「IESは、IDAと共にMLOを作り上げたことを誇りに思う。MLOは、州や自治体が効果的な条例を制定し、同時に安全な光環境を保持するのに役立つものだ。」
http://www.universetoday.com/87007/model-lighting-ordinance-means-preservation-of-future-dark-skies/
MLO本文
http://www.darksky.org/assets/documents/MLO/MLO_FINAL_June2011.pdf
Model Lighting Ordinance Means Preservation Of Future Dark Skies
国際ダークスカイ協会(IDA)と北米照明学会(IES)は、屋外照明規制条例作成ガイドとしてModel Lighting Ordinance (MLO)を作成し、公表した。7年間にわたる共同作業の成果であり、これにより今後自治体等が条例を作成する際の労力を大幅に削減することができる。グレア削減、侵入光削減、スカイグロー削減のための屋外照明基準作成という、責任を伴う重要な作業を容易にするものである。
MLOには幾つかの革新的な内容が盛り込まれている。一つは『自然のままの光環境』から『大都市の光環境』まで5段階のゾーン分け。二つ目は1ヶ所で使用される光の量の上限を定めたこと。三つめは、"BUG"と呼ばれる照明器具の評価法の導入。(訳注:BUGとはBacklight, Uplight, Glareの3つの基準で光漏れを表す指標。これまでの「上方光束比」より詳細な評価が可能)。上方光の使用は、エリア照明・街灯ではすべてのゾーンで禁止。MLOは今後定期的に改訂が行われる。
IDAトップのBob Parks曰く「MLOはあらゆる規模の都市において、質の良い屋外照明環境の実現と、エネルギー削減・電力費用削減を後押しする。」 IESのRobert Horner曰く「IESは、IDAと共にMLOを作り上げたことを誇りに思う。MLOは、州や自治体が効果的な条例を制定し、同時に安全な光環境を保持するのに役立つものだ。」
http://www.universetoday.com/87007/model-lighting-ordinance-means-preservation-of-future-dark-skies/
MLO本文
http://www.darksky.org/assets/documents/MLO/MLO_FINAL_June2011.pdf