街路灯の節電消灯で安全性が低下?
2012-08-17 18:22 (12 years ago)
2012.8.15 読売新聞
節電で街路灯消灯2万超、「暗く危険」の声多数
国土交通省は昨年3月、国道の街路灯の消灯を全国に要請した。今月1日現在で、全体の7.5%にあたる2万灯余りが消灯中。
消灯を実施していない国道事務所曰く「街路灯はそもそも必要だから設置するもの。消していいものなどない。」
別の国道事務所では、保育園近くを消灯した結果、「遅い時間に車で迎えに行くと、子どもが見えにくい。暗くて危ない」との声があり、再点灯。
その他、ドライバーからの指摘や、消灯された交差点での死亡事故などがあり再点灯した箇所がある。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120815-OYT1T00616.htm
街灯を「オンかオフか」としか捉えていない点で、少々残念な記事です。
街灯による節電は、第一に「1灯毎に必要性を評価し、不必要な箇所だけを消灯すること」、第二に「ランプを省エネタイプに交換したり、配光が適正な器具(特に上方に光が漏れない型)に交換したりして、必要な照度を保ちつつ消費エネルギーを抑える」、第三に「タイマーや照度センサーを利用して、周囲の明るさや人通りの多さに合わせて、時間帯毎に光量を調節する」などが考えられます。安全性を確保しつつ、無駄な部分のエネルギーを削減する工夫が必要であり、そのような技術はここ数年で急速に進化し、十分実現可能なのです。
記事の最後にある事故に関しては、交差点は通常消灯してはいけませんが、事故の原因が全て街路灯の消灯にあるような書き方は、いかがなものでしょうか。
節電で街路灯消灯2万超、「暗く危険」の声多数
国土交通省は昨年3月、国道の街路灯の消灯を全国に要請した。今月1日現在で、全体の7.5%にあたる2万灯余りが消灯中。
消灯を実施していない国道事務所曰く「街路灯はそもそも必要だから設置するもの。消していいものなどない。」
別の国道事務所では、保育園近くを消灯した結果、「遅い時間に車で迎えに行くと、子どもが見えにくい。暗くて危ない」との声があり、再点灯。
その他、ドライバーからの指摘や、消灯された交差点での死亡事故などがあり再点灯した箇所がある。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120815-OYT1T00616.htm
街灯を「オンかオフか」としか捉えていない点で、少々残念な記事です。
街灯による節電は、第一に「1灯毎に必要性を評価し、不必要な箇所だけを消灯すること」、第二に「ランプを省エネタイプに交換したり、配光が適正な器具(特に上方に光が漏れない型)に交換したりして、必要な照度を保ちつつ消費エネルギーを抑える」、第三に「タイマーや照度センサーを利用して、周囲の明るさや人通りの多さに合わせて、時間帯毎に光量を調節する」などが考えられます。安全性を確保しつつ、無駄な部分のエネルギーを削減する工夫が必要であり、そのような技術はここ数年で急速に進化し、十分実現可能なのです。
記事の最後にある事故に関しては、交差点は通常消灯してはいけませんが、事故の原因が全て街路灯の消灯にあるような書き方は、いかがなものでしょうか。