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光害.net 報道リンク集::オーストラリア最大の天文台が、ガス田開発計画で深刻な光害を受ける危機
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オーストラリア最大の天文台が、ガス田開発計画で深刻な光害を受ける危機
2014.10.21 The Guardian
Siding Spring observatory under threat from coal seam gas light pollution

 オーストラリア国立大学のサイディング・スプリング天文台(Siding Spring observatory) が、近郊で計画されているコールシームガス(コールベッドメタン、炭層ガス)開発地からの光害のために閉鎖の危機にさらされる、と天文学者が警告している。
 ニューサウスウェールズ州にある同天文台は、晴天率が高く暗い夜空の下にあり、今年の始めには136億光年のかなたにある最古の天体を発見した。
 しかし、50km先で計画されている3つのガス田が、この環境をダメにする可能性がある。ガスフレアの強い光が夜空に放たれるからである。Santos社が計画しており、ドリル試験がすでに行われている。
 光による影響のほか、開発で撒き散らされる物質が、望遠鏡のレンズに及ぼす影響も懸念される。
 専門家曰く、「この天文台はすでにBoggabriの採掘場からの光や、400km離れたシドニーからの光の影響を受けている。そんなに近くにあってはならない。ビジビリティが減ぜられ、天文台が役立たなくなる。閉鎖を余儀なくされ、地元の雇用が失われるかも知れない。」「妥協案を望むが、Santos社とはまだ話合いも持たれていない。」
 天文台スタッフは、Santos社がフレアを夜でなく日中に出すよう望んでいる。しかし、30年間この地で星を観測し、82個の彗星を発見してきたRob McNaught氏は、それが実現するとは期待していない。「法律が弱すぎ、Santos社は何も束縛されない。オーストラリア最大の天文台をあざける行為だ。世界中から望遠鏡を持って人々が集まるこの地が、破壊される。」
 Santos社は現在、環境影響評価書をまとめているという。「地域に懸念が生じていることは認識している。影響の憶測ではなく、評価書が公開されてから、その内容について判断・意見してほしい。当社はいつでも話し合いをする用意がある。」
 "Siding Spring Survey" は、南半球で唯一の、危険な近傍天体の探索拠点であったが、昨年コストカットされた。

http://www.theguardian.com/science/2014/oct/21/siding-spring-observatory-threat-coal-seam-gas-light-pollution

これは世界中の天文学者が看過できない事態ではないでしょうか...
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