街灯としての白色LED
2010-03-08 15:08 (14 years ago)
2009.12 Physics Today
白色LEDの光のうち、青色成分は特に天文学と環境に影響を与える。波長が短い(青色に近い)ほど大気中でのレイリー散乱が大きくなる。また、人間を含む動物の概日リズムやメラトニン生成に影響を与える。相関色温度が高いほど、その影響が大きい。
幸い、高い相関色温度(5000~6000K)のLEDの光は、人々にあまり好まれないようである。しかし効率が良いことから自治体に使用される場合もある。アンカレジなどでは、月光(4200K)より高い色温度は使用すべきでないとしているが、LEDには青色成分のピークが含まれることを考慮すると、これも不十分である。環境と天文学に影響が少ないのは、3000K以下の、白熱電球に近い色温度のものである。
http://ptonline.aip.org/dbt/dbt.jsp?KEY=PHTOAD&Volume=62&Issue=12&usertype=indiv
前の投稿と同じ記事ですが、最近日本でも導入が始まっているLED街灯の記述部分を分けました。自治体の方などに参考にしていただきたいです。
白色LEDの光のうち、青色成分は特に天文学と環境に影響を与える。波長が短い(青色に近い)ほど大気中でのレイリー散乱が大きくなる。また、人間を含む動物の概日リズムやメラトニン生成に影響を与える。相関色温度が高いほど、その影響が大きい。
幸い、高い相関色温度(5000~6000K)のLEDの光は、人々にあまり好まれないようである。しかし効率が良いことから自治体に使用される場合もある。アンカレジなどでは、月光(4200K)より高い色温度は使用すべきでないとしているが、LEDには青色成分のピークが含まれることを考慮すると、これも不十分である。環境と天文学に影響が少ないのは、3000K以下の、白熱電球に近い色温度のものである。
http://ptonline.aip.org/dbt/dbt.jsp?KEY=PHTOAD&Volume=62&Issue=12&usertype=indiv
前の投稿と同じ記事ですが、最近日本でも導入が始まっているLED街灯の記述部分を分けました。自治体の方などに参考にしていただきたいです。